血液検査

血液検査


病気の早期発見のために、血液検査をしよう! 血液検査は尿検査に並んで、多少の痛みは伴うものの一度の検査で多くの検査をできて、気軽にできる検査といえます。また、血液検査では現代人の健康を脅かす生活習慣病が引き起こされる可能性を調べることのできる検査方法でもあります。外見はスリムでも、実は肥満のかくれ肥満の人を見つけることができるのです。しかも、最近では自宅でも簡単に血液検査ができるのです。では、血液検査に対する心構えと、結果の見方などをご説明いたします。

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血液検査
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血液検査は絶対ではなく、参考です

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血液検査は、一度に多くの病気の影があるかどうかを調べることができます。ですが、血液検査をしたからといってその影全てが見えるわけではありません。例えば、会社や学校での血液検査で、以上がなかったからといって絶対に健康だとは言い切ることはできません。なぜかというと、会社や学校の血液検査は、コストの問題などを考えて必要最低限の事柄しか検査していないからなのです。ですから、会社や学校の血液検査は、あくまで目安として考えて、きちんと病院で健康診断を受けた方が病気の早期発見につながるでしょう。

血液検査の結果は、全て数値で表されます。検査結果の書かれた用紙に大体は正常値が一緒に書かれていると思いますが、それを鵜呑みにしてはいけません。この正常値とは、健康な人の数値を平均化した場合の数値なのです。そのうちの95%の人はその範囲に含まれますが、残りの5%の人は健康なのに正常値から外れているということになります。ですから、注目するべきなのは、正常値の中に入っているかよりも、どれだけ正常値から外れているかと、後のその項目の値の増加や減少の方が重要です。

血球関係

白血球数(WBC)・基準値 3500〜9500/μl

体内に侵入した細菌を貪食します。さらに、免疫を作って体を守ります。細菌に感染した場合には増加する場合があり、ウィルスに感染した場合は減少することもあります。

赤血球数(RBC)・基準値 男:400〜550万μl 女:350〜500万μl

赤血球は血液の細胞の主成分で、酸素を肺からそれぞれの組織へ運ぶ働きをしています。貧血で減少し、赤血球増多症という病気で増加します。ですが、貧血でも赤血球数が低下しない事もあります。

血色素量(HB)・基準値 男14.0〜18.0g/dl 女12.0〜16.0g/dl

血液中の色素(ヘモグロビン)の量を表しており、貧血や赤血球増加症の検査の場合に用います。

ヘマトクリット値(Ht)・基準値 男:40〜50% 女:35〜45%

一定の血液量に対する赤血球の割合(容積)をパーセントで表したものです。RBCが下がらず、HT、HBが下がる場合は、鉄欠乏性貧血が最も疑われます。

血小板数(PLT)・基準値 男:12.9〜32.0万μl 女:13.1〜32.8万μl

出血を止めるための重要な働きを持っており、この値が極端に減少すると出血しやすくなります。出血や、血液疾患、悪性腫瘍、肝硬変などで下がることがあります。また、それとは逆に増加する血液疾患も存在します。

電解質関係

Na(ナトリウム)・基準値 136〜149mEq/l

脱水、急速なナトリウム含有輸液で上昇することがあります。SIADHというホルモン異常や利尿薬、大量の下痢、嘔吐で低下することがあります。

K(カリウム)・基準値 3.7〜5.0mEq/l

細胞内に多く含まれますので、外傷など細胞が壊れたときや、腎障害で排泄が低下したとき上昇します。下痢や大量の発汗、ステロイドの投与、カリウム排泄性の利尿薬で低下することがあります。

Ca(カルシウム)・基準値:8.6〜10.4mg/dl

悪性腫瘍で高度に上昇する場合があり、副甲状腺腫では軽度に上昇する場合があります。副甲状腺ホルモンとは、カルシウムの吸収を促進し、骨から血中へカルシウムを溶け出させ、カルシウムを上げようとするホルモンです。ビタミンDの欠乏で低下し、過換気では一時的にイオン化カルシウムが下がり、筋のひきつりを起こします。

P(リン)・基準値 2.6〜4.6mg/dl

腎障害で、排泄が低下すると上昇します。副甲状腺機能亢進症やビタミンD欠乏症で、低下します。

血糖値・脂質関係

血糖(空腹時)・基準値 70〜110未満mg/dl

食事によって大きく変動します。糖尿コントロールとしては、空腹時の血糖が120mg / dl以下、食後の血糖が、160mg / dl以下が良好な糖尿コントロールの目安です。糖尿病の診断、経過観察に用いられます。

総コレステロール・基準値 140〜219mg/dl

動脈硬化の判定に使用されます。一般的に脂質の多い食品ばかりを食べていると上昇します。また肝臓などで作られ、肝臓、胆道、腎臓、甲状腺の病気でその値が上下することがあります。ちなみに、太っていなくとも高い数値を表す方がいますので、ご注意を。

HDLコレステロール・基準値 40〜85mg/dl

善玉コレステロールと呼ばれているもののことです。血管に付着したコレステロールを回収してくれる働きがあります。40以下では、動脈硬化の危険性が高いとされています。しかし、アルコールで上昇した場合の100以上の場合などはよくない面も出てくるようです。

LDLコレステロール・基準値 70〜140mg/dl

悪玉コレステロールと呼ばれているもののことです。高い数値を表しているほど動脈硬化を促します。

中性脂肪・基準値 30〜149mg/dl

中性脂肪は、エネルギー源として利用されますが、過剰となれば 皮下や肝臓に蓄積して、肥満や脂肪肝の原因となります。また、心臓病、脳卒中を発症する確率が高くなります。

肝機能関係

GOT(AST)・基準値 8〜40(IU/l)

心筋や肝臓に多く含まれ、骨格筋、腎臓、血球にも認められる酵素です。心筋梗塞や急性肝炎、アルコール性肝障害などで上昇します。その他、運動の後に一過性の上昇がみられることがあります。

GPT(ALT)・基準値 6〜35(IU/l)

肝臓や心臓、筋肉の細胞内に多く含まれている酵素で、肝臓に最も多く含まれています。肝細胞が破壊されると血液中に流れ出すので、急性肝炎で最も強く上昇し、慢性肝炎や脂肪肝(肥満)などでも上昇します。激しい運動の後に一過性の上昇がみられることがあります。

γ−GTP:男・基準値 0〜65(IU/l) 女:0〜30(IU/l)

肝臓などに分布する酵素で、胆汁うっ滞、アルコール、薬物などの影響で上昇します。肝炎、閉塞性黄疸、胆石などで胆汁うっ滞が生じた場合に測定値は上昇し、特にアルコールに敏感に反応することがあるほか、鎮痛剤などの薬物でも上昇することがあります。

ALP・基準値 100〜325(IU/l)

骨や肝臓などの臓器に多く含まれる酵素です。肝臓の病気、骨肉腫、腎不全などの障害で高い数値を示します。また、胆のう、胆管の障害でも数値が上昇する場合があります。

LDH・基準値 120〜240(IU/l)

心筋や肝臓、骨格筋、赤血球等に多く含まれる酵素で、心筋障害や 肝障害などが 起こると血液中の値が上昇します。また、種々のガンによっても高い数値を示します。

血液検査を受けたその後の生活は…

血液検査の結果をもらったときにお医者さんから説明を受けるとは思いますが、上記の表を読みながら結果を見ると多少自分の体の弱いところは見えてくると思います。しかし、あくまで血液検査は目安であって参考程度です。その結果を踏まえてある程度、気にかけながら生活していったほうが良いでしょう。また、どうしても気になる場合は、もう一度血液検査を行うと良いでしょう。

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